秋田県の田沢湖駅からバスで30~50分ほどのところにある乳頭温泉郷。
その乳頭温泉郷で人気宿の「妙乃湯」と「鶴の湯 山の宿」に宿泊したので、泊まった感想や朝食、夕食の感想をお伝えするよ。
結論としては、ものすごく良い宿だった!
公共交通機関だけで真冬に行ったよ!
雪が降っている時期が見頃ということで、1月の極寒の時期に行ってきたぞ。
マイナス10度以下でまさに極寒。
最高の雪見温泉を満喫できた。
妙乃湯に行くためには車という方法もあるが、雪道を走るのは恐かったので今回は公共交通機関で行ったよ。
ルートは以下の順
- 秋田新幹線で「東京駅→田沢湖駅」
- その後にバス乳頭線で「田沢湖駅前→妙乃湯温泉前」
秋田新幹線は岩手くらいまでは東北新幹線と連結しているが、そこからは切り離される形となる。
岩手までは雪が降っていなかったんだけど、秋田に入ってしばらくすると急に雪景色と化した。テンションあがる。
田沢湖駅に着いたら出口を出て右斜め前にバスロータリーがあるので、そこに進むと良いよ!
チケットは事前に駅の券売機で買うこともできたけど、バスの中でも現金またはPaypayで支払う事ができたので無理にチケットを買わなくてOK。
私は券売機で買ったけどそのせいでバスの列に並ぶのが遅れてしまったので、購入の必要はなかったなと思った。
ちなみに14時発くらいのバスだったよ。おそらく一番混む時間帯で満席だった。
ただ2台連続で来ていたので座れないということはないはず。2車とも立っている人はいなかった。
とはいえ時期や時間帯にも寄るかと思うので余裕を持ってご行動を。
乗客は観光客のみだったと思う。パッと見た感じ日本人の50~60代が多め。
バスはスーツケースなどの大きい荷物を置くスペースがあるんだけど、あまり乗り込むのが遅いと既に置く場所がなくなっていたりするので注意が必要。
ちなみにハイステップバス。赤ちゃん等の小さいお子さんがいる方やご老人はご注意を。
外はマイナスの気温だったけど、バスの中はかなり暑かった。
途中ひたすら坂を登っていく。どんどん寒そうな景色に変わっていった。
雪国出身じゃない私が聞いたこともないような「ゴゴゴゴゴ〜!」とタイヤがワイルドに雪をかき分けていく音が聞けて楽しい。
途中まで降りる人はほとんどいなくて、手前のアルパこまくさや休暇村でやっと人が減ったくらい。
バス停「妙乃湯」に着くと、宿の人が待っていてくれて中に案内してくれたぞ。
乳頭温泉郷「妙乃湯」に到着
入口に入るとみなさんにこやかに迎えてくれた。
荷物を預けると、そのあとすぐに待合室に連れていってくれる。
ご飯どころでもあるが、待合室としても利用。
窓から雪を見て椅子に座って待っていると、ウェルカム豚汁とお茶が振る舞われた。なんというおもてなし。
部屋の様子:紅葉館特別室
部屋はすごく広くて、和モダンな感じでとてもおしゃれ。
非常にきれい。気持ちが高ぶる。
今回選んだ部屋はたぶん一番人気のやつ。なぜかたまたま空いていたのだ。
紅葉館という2021年にリニューアルされた館らしく、他の館よりも綺麗。
しかもこの部屋は渓流側に沿っているので、景色もすばらしい。
洗面所のスペースにこのようなおしゃれな椅子と机。
洗面所とトイレのスペースが広い。
写真はないけど、棚の中にはやたらおしゃれなコップやお茶入れなどもたくさん用意されていた。
高い部屋と安い部屋の値段が他の宿と比べれば差はあまりないので、かなりコスパは良いと思った。
妙乃湯のごはんも満足
まずは夜のメニューから
夕食
岩魚。
お刺身。
秋田の銘柄牛「由利牛」のしゃぶしゃぶ。
予約のときにこちらかきりたんぽ鍋かどちらか選べた。
由利牛にしておいて正解だったと私は思ったよ。
サシの具合が良き旨味をもたらしてくれたの。そしてつけだれの出汁がベストマッチ。
海、山、川の幸いずれもとてもバランスの取れたメニューだったよ。
スタッフさんによってもばらつきはあったけど、がたいのよいおにいさんの商品説明が抜群だった(一方で別におじさんがいたけどその人はだいぶ違った、もったいない)
朝食
朝食はバランスの取れた和食。
焼き魚が2種類も出てきたよ!
鍋に隠れてしまってるけど湯豆腐も絶品。
妙乃湯は混浴の温泉が一番すごい
まず前提として宿泊者は
- 男女別の湯
- 混浴
- 貸切
の3種がある。
男女別の湯は日替わりで変わる。
混浴は男女別の湯からそれぞれ廊下で繋がっていて奥に進むとある。
貸切の湯は誰でも利用できるが、チェックインの時に希望の時間を伝える形。時間に余裕を持っているのかけっこう埋まっていた。
で、ダントツで一番すごかったのが混浴の温泉(もちろん男女別の湯もすごかったけどね。)
ちょうど川の流れるのと雪の壮大な風景が絶景。ちょうど雪が多く降るシーズンというのもあるが、過去トップクラスで綺麗と思えた。
カメラやスマホは持ち込めないので写真はない。
日帰り入浴もやっているけど、さすがに宿泊者が泊まる時間帯は日帰り客は来ないようになっている。
だからかなり空いていた。混浴のスペースは多くても4人、少ない時は0か1~2人くらい。
大きい宿ではないので、宿泊できる人数も限られているのも理由としてはありそう。
お湯の白さはそこまでなく、普通に透けて見えるのでタオルを持っていくのを推奨。というか必須。
外気(マイナス10度以上)と温泉の温度差が半端じゃないので、お湯に入るまではものすごい寒かった。
唯一撮れた貸切風呂の写真。
混浴に比べると劣るけど十分良かった。
おもてなしも良かったのでまた泊まりたい宿に決定した。
鶴の湯 山の宿に泊まった感想
続いて翌日は乳頭温泉郷で一番ど定番の鶴の湯へ。
鶴の湯は本館と別館である山の宿があり、今回は山の宿へ。
別館宿泊者でも本館への無料送迎バス(1時間おきで要予約、移動時間は約10分)とお風呂を利用できる。
山の宿へのアクセスは公共交通機関で行く場合、「アルパこまくさ」というバス停に降りて、そこで無料の送迎バスに迎えにきてもらう形になる。これも要事前予約。
道中雪の感じがものすごかったのでバスをお願いして正解だった。
バスは15人乗りくらいのマイクロバス。
入口に到着。少し早く着いたけど、部屋に案内してくれた。
妙の湯に比べるとシンプルなお部屋。昭和感がすごい。
味があるともいえる。でも普通に清潔感はある。
注意点としては4つ
- 暖房の温度設定が弱、中、強といった感じで細かくできない
- 携帯電話がドコモ以外は繋がらない(Wi-Fiは用意されている。)
- 部屋とごはん&温泉間の廊下の距離が遠くかなり歩くこと
- カメムシが出るので苦手な人は注意(1月でも数匹はいた)
鶴の湯 山の宿のごはん
夕食
メニューはこんな感じ。
囲炉裏で焼いていく感じで楽しい。
火がついているので部屋はけっこう暑い。
個室とそうでない部屋が半々な形であったが、私は個室に案内された。
ウィンナーと豚肉と野菜。
焼き魚。
朝食
朝食も囲炉裏で魚を炙れるのはいいね。
お魚、きのこや山菜といった野菜で寿命が何年も伸びた気がした。
朝、夕ともにボリュームは十分だった。
鶴の湯 山の宿の温泉は全て貸切
白濁のお湯でかなり雰囲気がある露天風呂。
窓からの景色が綺麗なお風呂。明るい時間の方が綺麗だった。
こちらと同じ形式の左右対称のお風呂が2種類。
1つ1つはコンパクトながらもいずれも貸切なのでゆったりと入れる。
日帰り客も一切いない点も嬉しい。
事前に予約ではなく、鍵が入口に置いてあるので空いていたら自由に入る形式。
どの時間もけっこう混み合っていたので注意が必要かな。
山の宿のホスピタリティは総じてあまり感じなかったかな。受付、部屋の案内、ご飯の説明の人もいずれも淡白な感じではあった。
鶴の湯本館の温泉に入った感想
本館のお風呂もいったよ。
宿泊日か翌日に本館の送迎バスで温泉に入れる。
本館の温泉の撮影できないので写真はない。
3箇所ほど入れるお風呂があり、2箇所は男女別、1か所は巨大な混浴。
その一番有名な混浴のお風呂はかなり面積が広い。
ただものすごくぬるかったのとシャワー室がなかったりとか色々気になった点は多かった。
日帰り客が多い時間だからか、他の温泉よりも若いお客さんが多い印象だった。人も全体的に多い。
ぱっと見た感じ10人以上はいたなあ。
通り道から温泉に入っている様子が丸見えなのでプライバシー的にはけっこう気になってしまった。
お湯に入ってしまえばお湯自体は真っ白なので見えることはないけど、出入りするときは気になってしまう。
どちらも良い宿だとは思うけど、特に妙乃湯は最高だった。また泊まりたい。泊まるなら大変だけど雪の時期をおすすめするぞ!
コメントを残す